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介護支援ブログ

介護制度について分かりやすく解説しています。介護に関っている全ての方々に役立つ総合介護情報サイト目指しています。現在は主に介護職員処遇改善加算、キャリアパス要件、介護保険施設等の実地指導について執筆中です。

キャリアパス要件の就業規則について 介護職員処遇改善加算マニュアル

 

介護職員処遇改善加算を取得するためのキャリアパス要件には、以下のような記述があります。

 

キャリアパス要件1

①介護職員の任用の際における職位(役職)、職責または職務内容に応じた任用等の要件を定めていること

②1.に掲げる職位(役職)、職責または職務内容に応じた賃金体系について定めていること

③1.および2.の内容について就業規則などのもので書面で明確にし、周知していること

 [参考:厚生労働省 介護人材の処遇改善の充実に向けて

 

①、②においてはキャリアパス要件とは」にて、介護職員が働きやすく、また、求職者に将来働いている姿を想像してもらうために、職能資格制度を整えることと解説しました。

 

では、③に記載されている就業規則とはなんでしょうか。

就業規則に関する知識が疎かになってしまうと、職員への周知段階や行政への提出段階で齟齬が起きてしまいます。

 

このような事態に陥らないよう、今回はキャリアパス要件に関する就業規則について解説します。

 

 

 

 

一般的な就業規則とは

まず、そもそもの就業規則の意味とはなんでしょうか。

 

就業規則とは、会社や従業員が守るべきルールを定めたものです。

よく「会社の法律」や「従業員との契約書」と呼ばれ、10人以上の労働者(バイト等含む)がいる職場では作成する事が義務付けられています。

そして、経営者側が勝手にルールを定めてはなりません。法律の基準を満たし、しっかりと労働者に周知させないと規則として有効になりません。

会社が人を雇い入れるときは、当然ですが働いてもらう時間や、支払う賃金の額、仕事の内容、休日などについてあらかじめ約束しておかなければ スムーズに働いていただくことはできません。

この「約束」を民法では、「雇用は当事者の一方が相手方に対して働く(労務に服する)ことを約束して、相手方がその労務に対して 報酬を支払うことを約束することによって効力を生ずる(民法第623条)」典型的な「契約」の一種として規定しています。

つまり人を雇用することは「契約行為」そのものであるということになります。

このように、会社が従業員を雇う際に行われる契約について記載されたものが就業規則です。

 

また、この就業規則は労働者がいつでも確認することができるように、常に見やすい場所に備え付けておく必要があります。

そして、就業規則を新しく作成したり変更する場合は、労働者全員の意思に基づいて選出された代表者の同意が必要です。

 

下記の3点については必ず定める必要があります。

  • 勤務時間や休憩、休日について
  • 給料の支払いについて
  • 退職について

 

介護業界における就業規則とは

それでは、一般の就業規則を前提に、介護業界における就業規則について解説していきます。

といいつつも、一般企業の就業規則のように、介護職員と事業者がWINWINの関係となるような賃金体系や勤務時間体制を整えることが事業所にとって良い形の就業規則であり、キャリアパス要件を満たすための最短ルートといえます

 

介護業界における就業規則の例

では、現在キャリアパス要件を取得されている事業所はどのようなことに配慮し、就業規則やキャリアパス制度を構築したのでしょうか。

 

以下では、キャリアパス制度導入に成功した介護事業所を紹介したいと思います。

 

キャリアパス制度導入事例1

株式会社若武者ケア

~多様なキャリアパスを提示し組織の魅力を高める~

事業:訪問介護、居宅介護支援、訪問看護、通所介護、介護スクール、福祉用具貸与・販売

従業員数:正社員82名、登録ヘルパー約200名

kaigo-shienn.hatenablog.com

 

キャリアパス制度導入事例2

社会福祉法人愛生会

~「辞めたくなくなる」環境づくりで離職者が2年連続ゼロに~

事業:特別養護老人ホーム・通所介護 他

職員数:108名

kaigo-shienn.hatenablog.com

 

事業所例をもっとご覧になりたい方「キャリアパス制度の具体例と行政が求める理由」に記載しています。

 

 

キャリアパス要件について、こちらからダウンロードできるPDFファイルがわかりやすくまとまっているのでご参考になるかと思います。ぜひご活用ください。